月別アーカイブ: 2015年5月

化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法1クール2週目:早くも骨髄抑制

2014年10月22日。1クール2回目、day8というやつだ。
今回から外来で化学療法をやることになる。

大体の流れは
10:00 採血・体重・体温・血圧測定。
11:30 婦人科受診。採決結果を見てその日抗がん剤を打てるか検討。
12:00 外来化学療法室へ。調合された薬が届くのを待って開始。点滴の針は必ず受診科ドクターが刺すようだ。
アレルギー予防 + 吐き止め点滴30分
パクリタキセル点滴60分
13:30 終了。眠いので歩けるようになるまでしばらく休む。
会計して帰宅。

診察で採血結果を見た。早くも数値がガタ下がり。
・WBC(白血球数) (10/14抗がん剤投与前)5700 → 2900L(10/22)
※正常値3500-9100 Lマークはlowの略で低いということ。

・好中球数 (投与前)3363 → 1392L(投与後)
※正常値2000-6800(μl or mm3)

正常範囲ながら、赤血球も血小板も下がっていた。たった1回打っただけなのにこんな勢いで下がったら、なくなっちゃうんじゃないの?!

先生に先週の様子をざっと伝えた。一度強い吐き気があったこと、その時はとても吐き気止めを飲む余裕はなかったことを伝えると、頓服としてナウゼリンという座薬を処方してくれた。口から入らないなら尻から入れよってことか。
吐きそうな時に尻を出してる余裕があるかどうかは何とも言えないが、お守り代わりにもらっておく。

外来化学療法室へ。
ナースさんに注意点として言われたのは
・出来るだけ水分補給
・点滴針を刺して違和感・腫れ・痛みを感じたら直ちにナースコールせよ
・骨髄抑制で免疫力が下がっているので、外出時はマスクをすること
・毎日朝晩体温測定して、発熱していないかチェック。してたら即病院に連絡。

水分補給は体内に入った薬剤を出来るだけ早く外に出して、副作用を軽くするため。
点滴針の違和感は、薬剤が血管外に漏出すると、組織の炎症や壊死を起こすため、直ちに処置が必要らしい。…壊死だって!?

びびりながら腕を差し出し針を刺してもらい、滴下開始。すると、今までに感じたことのない痛み。
「いたいいたい痛いです」と思わず叫ぶとすぐに針を抜かれた。
穿刺失敗というやつらしい。結構痛いので分かりやすい。
最初の点滴がいきなり抗がん剤じゃなく、抗アレルギー薬と吐き気止めだったので、大事に至らなくて良かった。
色々勉強になるなあ。嫌だけど。

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その他

開腹手術縫合跡保護テープ

卵巣癌の開腹手術では、ヘソの上からヘソをぐるりと迂回してまっすぐ20cm程斬り下ろした。傷の痛みは殆ど気にならないが、傷跡は赤く太い線となって生々しく残っている。

人間の皮は二層構造で、下に真皮、上に表皮がある。最近では下の真皮部分だけを縫い合わせ、上の表皮はそっと合わせてテープで止めるだけの埋没縫合が多いらしい。
こうすると傷跡がきれいなのだとか。

術後の傷跡保護テープは、そのまま自然に剥がれるまで貼り続けておくよう言われた。
自然に剥がれた後でも別途医療用テープを調達して貼り続けておくと、傷の治りが早いと退院前に教えてもらった。調べてみると、テープは何種類か市販されていた。
マイクロポア
ステリストリップ

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基本ただのテープで、何か薬効成分が含まれているわけではないらしい。
貼り方、貼る目的などこちらのサイトがわかりやすかった。

ケロイド状になったり、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と言って過剰に赤く肉が盛り上がってきてしまったら、ドレニゾンテープというステロイド入テープを使うようだ。こちらは市販されていない。

早速ステリストリップを注文してみた。こちらを選んだのは病院で使われていたものに似ていたからと、マイクロポアは若干ベタつくというレビューを目にしたから。
白色と肌色が選べた。
面倒臭いので半年分くらいまとめ買いをしてしまったが、かぶれたら中止した方がいいので、皮膚の敏感な方は少量からお試しを。

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化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法1クール1週目副作用

抗がん剤1クール1週目、2剤投薬後の様子。

1日中軽いむかつきを感じるが、吐き気という程ではない。制吐剤ノバミンとデパスを早速服用。デパスで眠気が来て寝てしまったことで、何となくむかつきはうやむやになってくれた。

そして、もういきなり食欲がない。
冷水にポッカレモンを垂らした簡易レモン水で水分補給。みかん缶、日清のトムヤムクンヌードル、生姜を乗せた冷奴を食べた。どうやら冷たいもの、酸味のあるものが食べやすいようだ。

投薬後4日目。
朝トイレに起きた時いきなり強い吐き気に襲われた。水にも薬にも辿り着けず、何とかトイレに駆け込み便器を抱え込む。結局えずくだけで吐かずじまい。急に立ち上がったことが刺激になった?
しばらくしておさまったので、そのまま昼まで寝た。今度はゆっくり立ち上がったがやはり吐き気に見舞われた。
そーっとレモン水を飲み制吐剤ノバミンを飲んでやり過ごした。
午後からは持ち直す。吐かなくて良かった。ずっと続かなくて良かった。

夕食は料理上手な男ニコちゃんこと夫が、ちらし寿司や春雨サラダと酢系のものを並べてくれたこともあり、お代わりまでしてたくさん食べることができた。

5日後以降は疲れやすさ、時々吐き気と言うほどではないむかつき、不眠、食欲低下くらいで、特別苦しいことはなかった。
それでも何やら分からない不快感で、寝ても起きても気分が悪い。
卵巣欠落症状から来るホットフラッシュ・動悸も頻回になり、ままならない自分の体をイラつく元気もなくただ持て余して過ごす。

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