月別アーカイブ: 2015年5月

化学療法(抗がん剤治療)

ddTC2-1 副作用: 絶賛脱毛祭り

2014年11月初旬。ddTC療法2クール1週目。特に何がと言うわけではないが、様々な副作用が次々現れてしんどい週だった。

何となくいつもむかつきがあり食欲が湧かない。柑橘類や梅干しなど酸味のあるもの、そして何故かカップスープやミニカップ麺といったジャンキーなものが食べられた。
好物の水晶文旦を取り寄せ、毎日1つずつ食べるのが楽しみだった。
体重は最痩せ更新。

指先の痺れはレベルアップし、第一関節→第二関節にまで勢力拡大。日々のちょっとした仕草に不自由を感じ始めた。
体はひたすらだるい。横になっていても疲れる。

脱毛はピークに達した。バックショットがこちら。

HL history

脳天ショットがこちら。

HL history2

3日刻みでこれですよ奥さん!すごいもんです。
毎晩風呂上がりに気の毒なニコちゃんこと夫にせがんで、頭髪撮影してもらうのがちょっとしたお楽しみになっていた。

尚、体毛(いわゆる下の方)の脱毛もゆっくりと始まった。

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化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法2クール1週目:腫瘍マーカー

2014年11月5日。外来ddTC療法2クール目 day1。

診察時、腫瘍マーカーの値を見せてもらった。
マーカー表

術後全ての値が下がっているが、元々術前でも皆基準値内だった。こういうことはままあるらしい。
今後もマーカーの値は基準値を指標にせず、相対的な変化を追って見ていくしかない。

好中球の値が1000台を回復。
先週 588L → 1066L 今週
先週先生に言われた通りの結果になった。まぁ、Lだけど。

副作用については、手の痺れと落ち着かなさ、腹の張りを訴えた。
手の痺れにメチコバールというビタミン剤処方。
落ち着かなさにはワイパックス増量。

腹の張り感を執拗に訴えると、内診と超音波で診てくれた。何もないです大変綺麗です、と言われて終わった。
手術が終わって傷が癒えれば楽になると思っていたのに、腹部違和感がずっと消えないのだ。中はまだ色々と修復中なんだろうか?
また何か出来ているんじゃないかと不安が消えない。


 

外来化学療法室にて。

今日は女医先生が針を刺してくれた。過去3回分の針跡を見て、「ちょっと跡が残ってしまっているから、残りにくい針で試してみましょう」とわざわざ針を変えてくれた。

「癌なんだから傷跡ぐらい我慢しなさい」じゃないところが、何だか嬉しい気遣いだった。
そういえば開腹手術跡の保護テープについて相談に乗ってくれたのも女医さんだったなぁ。
ただ、この針が逆流防止弁の付いていないタイプで、以後何回か流血沙汰を起こすことになった。

初めての外来での2剤投与。やはり猛烈に眠くなり、いつ終わったかも分からない。
看護師さんに暗くなってきたけど大丈夫?と声をかけられるまでぐうぐう寝ていた。
お会計は¥31,660。┐(´д`)┌ ヤレヤレ 目が覚めたわ。

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その他

とまどう義父母

ニコちゃんこと夫が所用で彼の実家に顔を出してきた。義父母も心配してくれていたそうだ。
義実家は車で1時間ほどの距離にあるが、入院前と退院後に報告に行ったきりご無沙汰だ。
基本あっさりしているが決して冷淡ではない、とてもいい距離の取り方をしてくれる人たちだ。

病気について報告した時も、そう分かったお大事にね、とさらっと言っておきながら入院当日に励ましの電話をくれたり、化学療法で投薬が続くと知ると黙って癌封じのお守りを持たせてくれたりと、決して押しつけがましくなく思いやってくれる。

e0da39a5cde069684c412423b0fabef7_s photo by photo AC

そんな義父母が、こっそりニコちゃんに聞いてきたらしい。抗がん剤を打つなんて、本当はもっと病状は悪いんじゃないの? 先生は何か言ってなかった?

心配な気持ちもあり、色々聞きたい気持ちもあり、でも実際の所癌患者とどう接していいのか分からず、私の前で面と向かって聞くに聞けなかったようだ。

癌とか抗がん剤とかのイメージってそうだよなぁと納得。
2人に1人ががんになるご時世なのに、がんと聞くと何故か身構えてしまう。”死にゆく人” と同義にとらえ、かける言葉に窮してしまう。

別に悪いことしてるわけじゃなし、ニコちゃんは情報はフルオープンにしている、今後も何かあったらすぐ知らせるから、と説明し分かってもらえたようだ。
もう治ったから!100%心配いらないですよ!と言い切れないところが悩ましい。

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