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化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法2クール1週目:腫瘍マーカー

2014年11月5日。外来ddTC療法2クール目 day1。

診察時、腫瘍マーカーの値を見せてもらった。
マーカー表

術後全ての値が下がっているが、元々術前でも皆基準値内だった。こういうことはままあるらしい。
今後もマーカーの値は基準値を指標にせず、相対的な変化を追って見ていくしかない。

好中球の値が1000台を回復。
先週 588L → 1066L 今週
先週先生に言われた通りの結果になった。まぁ、Lだけど。

副作用については、手の痺れと落ち着かなさ、腹の張りを訴えた。
手の痺れにメチコバールというビタミン剤処方。
落ち着かなさにはワイパックス増量。

腹の張り感を執拗に訴えると、内診と超音波で診てくれた。何もないです大変綺麗です、と言われて終わった。
手術が終わって傷が癒えれば楽になると思っていたのに、腹部違和感がずっと消えないのだ。中はまだ色々と修復中なんだろうか?
また何か出来ているんじゃないかと不安が消えない。


 

外来化学療法室にて。

今日は女医先生が針を刺してくれた。過去3回分の針跡を見て、「ちょっと跡が残ってしまっているから、残りにくい針で試してみましょう」とわざわざ針を変えてくれた。

「癌なんだから傷跡ぐらい我慢しなさい」じゃないところが、何だか嬉しい気遣いだった。
そういえば開腹手術跡の保護テープについて相談に乗ってくれたのも女医さんだったなぁ。
ただ、この針が逆流防止弁の付いていないタイプで、以後何回か流血沙汰を起こすことになった。

初めての外来での2剤投与。やはり猛烈に眠くなり、いつ終わったかも分からない。
看護師さんに暗くなってきたけど大丈夫?と声をかけられるまでぐうぐう寝ていた。
お会計は¥31,660。┐(´д`)┌ ヤレヤレ 目が覚めたわ。

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化学療法(抗がん剤治療)

初めてのddTC療法:退院(1クール1週目)

2014年10月16日 退院日。

昨日まではなかった胸のむかつきを感じるが、吐き気には至らず。
午前中1回だけ紅茶色をした尿が出た。ヘンなもの入れるなと腎臓が文句を言ったのだろうか。

処方された薬は、吐き気止めノバミンと抗不安薬のデパスだった。
前回術後の吐き気に使って効かなかったテルペラン(プリンペラン)は今回外してくれた。
ナースさんと相談の上、吐き気があろうがあるまいが、予防的に1日3回ノバミンを服用し、適宜デパスを併用することになった。吐き気が起こってから吐き気止めを飲んでも効きにくいからだ。

精算して退院。今回は差額ベッド代なしで、合計¥259,530の3割負担に自費分諸経費で、支払いは¥80,499だった。
前回は10日間入院+手術までして保険内の支払い分は¥89,688だったのに、今回はたった2泊3日で殆ど同じ値段だ。抗がん剤バカ高い!

家に戻るとむかつきもおさまり、食事も普通に取ることが出来た。
ニコちゃんこと夫が優しい目をして、「治療中はずっと俺が食事を作るよ。食べられるもの・食べたいものを言ってくれれば用意する」と宣言した。そんなことを言ったら本当にやってしまいますよこの男。

厳密には今は根治治療中であってもう体に癌はない、筈。だから本当はもう病気ではないのだ。
いつまでも病人面しないで、甘えずに出来ることは自分でやっていこうと思う。
ニコちゃんは「じゃあ、○○やって、と声はかけないから、出来そうなことを出来そうな時に自発的にやってくれればいい」
そう言ってくれた。
ああ神様、頑張り屋の男ニコちゃんが倒れる前に、早く元気にならなくちゃ。

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入院(手術)生活

術後8日目: 退院

2014年9月17日 退院。
入院が9月8日なので、10日間の入院だった。

朝ご飯後身の回りのものをまとめる。薬剤師さんが処方される薬の説明に来たり、担当のK医師が挨拶に来てくれたり、回診で最後の傷口チェックがあったり、何かと忙しかった。

当日9:30 を回った頃ようやく請求書が来た。
支払い会計¥239,664
うち差額ベッド代など自費分が¥143,996。
保険分は本来なら¥1,225,800 とか算定されていたが、魔法のカード限度額適用認定証のおかげで自己負担分¥89,688で済んでいた。

処方された薬は
・痛み止めのロキソニン
・胃薬のテプレノン
・下剤のマグラックス(酸化マグネシウム)
・咳止めメジコン

10:30 病院を後にした。
車の振動が傷に響くので、ニコちゃんがあらかじめにコンパクトなマットレスをシートに敷いてくれていた。それでも時々は響いたが、痛みを感じる程ではなかった。
何でもない車窓の風景が新鮮で、アホみたいにぼんやりずっと見つめていた。

久しぶりの自宅。
疲れと安心感からか、そのままリビングで午後まで眠ってしまった。

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