日別アーカイブ: 2015年4月5日

入院(手術)生活

術後5日目: 父の見舞い

昨夜は比較的楽だった。数時間とはいえきちんと眠れた。咳も3回程度。
それにしても体に痛みがあるだけでこうも眠れないものか。
元々は3分あればいつでもどこでもいつまでも眠れる性質だっただけに、今の自分をなかなか受け入れられない。

病室 個室室内

父が見舞いに来てくれた。肉親とはいえ、これまではとても人に会える状態ではなかった。昨日辺りからようやく人心地ついて、お見舞いを受け入れる気になったのだ。

久しぶりに会う父は言葉少なで、何故こんなことに、と何度も呟いていた。
これは見舞いだ、何かの足しに、と封筒を置いて行った。不器用な父らしい気遣いだった。

父の年齢と病み上がりであることを考え、何時間かかるかわからない手術の立会いを断った。見舞いも酷い状態を見せまいとこの日まで待ってもらったが、それが良かったのかどうかは分からない。状況も分からずただ待つだけの身も、それはそれで辛いものだったろう。

見舞いは短時間だったが、少し痛みと疲れが出て来たため、横になっているうちに寝てしまった。
気がついたらマメな男ニコちゃんこと夫が冷蔵庫に飲み物を補充してくれている所だった。

ニコちゃんは自営業なのをいいことに毎日来てくれる。彼に対しては罪悪感よりもありがたさや嬉しさが勝ってしまうのは、もう実の親よりも甘えられるより身近な存在になっているからなのだろう。

今日は手作りの甘夏ゼリーをもってきてくれた。喉越しが良く、つるりと完食したらますます元気が出てきた。

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