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化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法5クール2週目: 血小板減少

2015年2月3日、ddTC療法5クール2週目(day 8)、パクリタキセル単剤の日。

好中球数1470となかなかの成績。ただ血小板が初めて99Lが付いた。
主治医に吐き気、痺れなど先週はキツかった事を伝えた。あと4回で終了予定なので、このまま走り切りましょうとのこと。
痺れは残るかもしれないけど、と重たい事実をしれっと言われると、なんだかなあと思う。

投薬中はやりたいことも出来なかっただろうから、終わったらやりたいことをやってください、と言われた。
分かっている。
再発がなければそこから元気に回復するばかりだが、もし再発があるとしたら、治療終了から再発まではとてもとても貴重な時間となる。

でも、これをやっておかねば的な人生の目標はないのだ。私はただ、平和に何気無い日常を1日でも多く満喫したい。ただそれだけだ。
メリハリがなくとも穏やかで大切な時間。昔は野心の塊だった男ニコちゃんこと夫も、今は同じ思いだと言ってくれた。

2405-diet-apple-measure-tape-waist_mini photo by pdpics

パクリタキセルが100mlになる事を期待して体重1kg減らしてきたと言うと、先生は「100がいいですか」と笑いつつそのまんま110mlの指示書を出した。チッ。
「四捨五入の微妙なとこではあるんだけどねー」と。だからってもっと一気に体重落とさないでくださいと注意された。

ケモ室のナースさんには「この時期わざと体重落としちゃダメですよ」と釘を刺された。体重落ちたら先生に即報告するそうだ。

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化学療法(抗がん剤治療)

ddTC5-1週副作用: いろいろ出る

投薬後の週。パクリタキセルが110mlに増えて案の定落ち着かなさが出たので、体重を1kg程セーブすることにした。これで次回は100mlに戻るといいけど。

投薬翌日はどうやら顔がむくむようだ。2日くらいかけて戻っていく。
むくむのは顔だけで、他は変化がない。まぁ、余分な肉が付いていて分からないだけかも知れないけど。

口の中の乾きを感じるので、のど飴を常備するようになった。
口内が乾くと風邪のウィルスも活性化するというから、予防も兼ねて味覚糖のハーブ&ミルクのど飴10個入箱買い。ハーブの清涼感と優しいミルクの味が食べ飽きない。

髪の毛は抜けるものはもう殆ど抜けてしまった。
それでも全ては抜けず、未練がましく所々しがみついているヤツがいるため、きれいなつるっぱげより余計に見苦しく見える。ぐずぐずと思い切りが悪い所が本人そっくりだ。
ホラーなイラストに良くある、墓場の隅に転がってる所々毛髪が残ったしゃれこうべみたい。

haily skull

剥き出しになった頭皮は刺激に弱く、頭を洗うだけでもいちいち痛い。指先で出来るだけ優しく洗う。そのうち頑丈な頭皮になって痛くなくなるのだろうか。
下の毛もごっそり減っていた。

投薬から6日目のこと。朝起きてからむかつきが続き、お昼にかけて強まってきた。気にせず昼食を食べ始めたら、突如吐き気に見舞われトイレに駆け込んだ。数回えずいたが結局嘔吐には至らず。落ち着いたところで戻って普通に昼食を完食した。

その後も吐き気までには至らないものの、時々むかつきが出た。
むかつきは投薬後3~4日目までで、以降は楽になることが殆どだ。こんなに長く引きずって吐き気にまで至ったのは初めて。
えずく所まで行ったのは1クール1週目以来で、結構久しぶり。

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化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法5クール1週目: 強心臓ならぬ強腎臓

2015年1月27日、ddTC療法5クール1週目(day 1)、パクリタキセル+カルボプラチン2剤の日。

ドキドキの好中球数は988。投薬に必要な1000には僅かに足りなかったが、医師判断で強行。私も異存はなかった。

血液検査の結果を眺めながら、先生は「あなたの場合クレアチンに出ないんだよなー、いいことなんですけどね」と不思議そうに呟いた。
抗がん剤は肝臓や腎臓に負担をかけるので、白血球だけではなくそういった内臓の状態も血液検査で毎回チェックしているそうだ。クレアチンは腎臓の機能低下をみる指標だという。確かに投薬開始からこの数値はビクともしていなかった。

調子良く食べていて体重が増えたせいで、パクリタキセルの量が10ml増え、再び110mlに戻った。
またこれでしんどさが出るんじゃないかちょっと心配。
体表面積などから毎回きちんと計算しているんですよ、とエクセルの計算式を見せてくれた。
こんなに大事なことなのに、計算式を入れてセルを保護しただけの手作り感ありありのエクセルシートでやってるのかと思うと、可笑しいやら不安になるやら。

途中薬剤課から、カルボプラチンの量が少ないのではないかと問い合わせが入った。計算尺が違うらしい。
短いやり取りの結果、先生がエクセルで計算した通りの「少ない方の」量で決行。
計算方法には2通りあり、欧米型の計算方法だと量が多くなって体に負担が増え、投薬を続けられなくなるケースが多いそうだ。だから先生判断の方でよかったと思う。
せっかくお金かけて色々犠牲にして投薬しているので、確実にやってもらいたい。

2/27午後に次回CTの予約が入った。

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