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味覚の変化

好中球減少症がシャレにならなくなってからは、用心深い男ニコちゃんこと夫は、刺身や納豆などの生ものを一切食卓に出さなくなった。鮨好き納豆好きな身としては結構辛い。

抗がん剤の副作用で、味覚障害が起こるとよく言われている。
食べ物の味が変わってしまったり、味が分からなくなるそうだ。
「何を食べても砂を噛んでいるよう」とよく言われる。そうなったらさすがに食べられる自信がない。

私の場合、食べ物の好みは多少変わったが、味覚障害は起こらなかった。
抗がん剤投与後数日間は、コーヒーの味が苦くて受け付けなくなった。

また、味覚全体が鈍くなり、強い味を好むようになった。だからか、意外とカップ麺なんかが食べやすかった。
エスニックものに食欲が湧いたのも同じ理由だろうか。インドカリー、トムヤムクン、カオマンガイ、キムチ鍋、ジャンバラヤ、酸辣湯麺などなど各国料理に助けられた。

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おかげで何とか体重を落とすことなく過ごせていた。
食欲はないけれど、目の前にストライクなものを並べられると案外食べられるものだ。ありがとうニコちゃん。
自分が作らなければならなかったら、多分殆ど食べなかっただろう。

それにしても、痩せたいとか言ってるうちが華だなぁとしみじみ思った。食欲があるって素晴らしいことだ。

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