タグ: 卵巣欠落症状

その他 化学療法(抗がん剤治療)

ddTC療法2クール2週目:ホルモン補充療法開始

2014年11月11日、ddTC療法2クール2週目(day 8)、パクリタキセル単剤の日。

血液検査の結果、WBC(白血球数)は2100。低いけどまだOK。
好中球数は前回 1066 → 今回 714Lと再び3桁まで下がったがまだ余裕。

そんなことより卵巣欠落症状のホットフラッシュが辛いんでいい加減何とかしてくださいと先生に頼んだら、やっとホルモンパッチが処方された。
これで飲みづらい漢方薬から解放されるやっほーい!
エストラーナテープという、エストロゲンを補充するシールだ。2日ごとに貼り替える。
臍より下でベルトやゴムで圧迫されない部分に、左右かわりばんこに場所を変えて貼るそうだ。
ファイル 2015-05-25 11 23 47

医師がなかなかホルモンパッチを処方したがらなかったのは、婦人科がんリスクが上がるせいらしい。
お陰様で子宮と卵巣はもうないから心配ないが、まだチチがある。乳がんリスクがアップするのだ。

しかしこれには諸説あるようだ。
5年以上ホルモン補充療法を続けると乳がん発症リスクが高まるという研究(2009)
日本人ではホルモン補充療法は乳がん発症リスクにならないという研究(2008)
・むしろエストロゲン単独療法ならば乳がん発症リスクは減少するという研究(2011)

取り敢えずお医者さんの言うことを信じて、発症リスクはあるものと考え、定期的に乳腺エコー(超音波)検査とあのイヤでたまらないマンモグラフィーでフォローしつつ、ホルモン補充はやることにした。
とにかくホットフラッシュによる睡眠障害という、今目の前にある問題から片付けよう。

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退院後

退院後: ホットフラッシュと謎の液体

退院後しばらくしてから、眠剤を飲んでも夜中に何度も目が覚めるようになってしまった。何だか暑くて布団をはだける。
そういえば日中も、気温に変化はないのに突然暑くなって汗ばんで、羽織り物を脱いだり着たりするようになった。

いよいよ卵巣欠落症状が来たらしい。 卵巣を取る=強制閉経なので、更年期障害の症状が出ると聞いていた。主な症状は
・苛々など気分変調
・骨密度が下がる
・急に火照りを感じる、のぼせる(ホットフラッシュ)
・動悸 などなど

ホットフラッシュは着ているものがぐっしょり濡れる程滝のような汗をかくイメージだった。
実際はそこまで激しくなく、急に暑く感じてほんのり汗ばむくらいなのでしばらく気付かなかったけど、そうかこれがホットフラッシュか。不自由という程ではないものの、地味に不快だ。

もう一つ気になることがあった。退院5日目辺りから、トイレに立つと当てていたシートに茶色い液体が付着しているのだ。古い血液を何倍にも薄めたような水っぽいものが。
次第に量が増え、薄手のシートでは受けきれなくなってきた。もう使うことはないから処分しようと思っていた生理用シートが必要かと考えていた矢先。

「何だこれ…!」
退院8日目の朝、起きたら薄茶の茶色い液体が大量に出ていて、まるで失禁したかのようにパジャマからシーツまでぐっしょり汚してしまった。
まだ動作がままならずニコちゃんに洗濯させる羽目になってしまい、猛烈に情けない気分になる。
痛みは特に感じなかった。
謎の水溶性帯下はこの日をピークに、その後もしばらく続いた。

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