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化学療法(抗がん剤治療)

初めてのddTC療法(1クール1週目)@病棟

2014年10月15日、入院2日目。いよいよ初めての化学療法投薬日。
同室患者さんのいびきという大部屋の洗礼を受け、一睡も出来ない夜を過ごした。コンディションは最悪。既に気持ち悪い。
そういえば病院の売店に沢山いろんな耳栓売ってたなぁ…とやっとその意味を理解した。

午前中隣のベッドに新しい患者さんが入院して来た。
ナースさんに、「私今まで色んなとこに入院してるんですけど、いっつもいびきがうるさいって言われてるんですよ。個室に移った方がいいかしら?」と相談しているのが聞こえた。
マジで? (((((( ;゚Д゚))))) また?!
しかしだいぶ悩んだ末自発的に個室に行ってくれて助かった。カーテン越しに無言の負のオーラが伝わったんだろうか。

担当のK医師が顔を出したので、くれぐれも吐き気対策をよろしく、手術入院時に使った吐き気どめはことごとく効かなかったからそれ以外で頼む、と最後の駄目押しをしておいた。大事なことは何度でもしつこく念押ししとこう。

9:00 アレルギー予防の薬レスタミンコーワ服用。
投薬開始後からこの日いっぱい、トイレに行った時は毎回尿量を測って記録するよう指示される。
カルボプラチンには腎毒性があるので、腎機能への影響を調べるのが目的のようだ。

10:30 いよいよ開始。アレルギー予防薬ザンタック(ラニチジン) + 吐き気止めデキサート(デキサメタゾン) + 生理食塩水を30分かけて点滴。

11:00 心電図モニター装着。
ナースさんがどやどやとやって来て、防護服のような装備を身に付け始めた。手袋、ゴーグル、マスク、頭には不織布キャップ、前面にエプロン。完全に危険物取り扱い態勢やん。これ程の毒物を血管から入れて全身に行き渡らせたら一体どうなってしまうのか。不安感が強まる。

そしてまずはパクリタキセル+ブドウ糖 点滴開始。さっきの生理食塩水と変わらない、無色透明な液体だった。喉の奥にツンとアルコール臭が上がってくる。
頻繁に血圧、血中酸素濃度を測られる。特に痛みも体の異変もなく順調に入っていった。
12:00 点滴したまま昼食。まさかの完食。段々眠くなる。

目を開けていられなくなり、ぐうぐう眠っている間によく分からないけどカルボプラチン開始。
14:00頃終了。何事もなく終わったらしい。
私はお酒に弱く、飲むと頭痛や目眩がするのだが、まさにそんな感じの頭痛と目眩がした。
ふにゃふにゃ寝て過ごした。

夕方には眠気も取れ、売店に行ってジャイアントコーンを買って食べるくらいには元気だった。吐き気もなし。
ずっとこんなだったら楽勝なんだけど。

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