タグ: ドレーン

退院後

退院後初外来: 謎の液体の正体

2014年10月3日、退院後初めての外来受診。
開口一番茶色い水溶性帯下の事を報告。予想外だったようで内診になった。

手術で子宮を取った後、膣と子宮が繋がっていた部分は穴が空くので、縫って塞いである。
調べたところ、その縫い目が一部ほどけているそうだ。

膣のほつれた穴はそのまま腹の中に直結しているので、そこから体内にまだ残っていた術後の体液が流れ出していたらしい。自前ドレーンだ。
そういえばドレーンが刺さってた時と同じような色の液体だった。
「でももう自然に塞がりかかっているのでこのままで大丈夫でしょう」
と軽く消毒だけされて処置は終わった。

その言葉通り、以後次第に茶色い液体は少なくなって行き、数日後には出なくなった。
体内にまだ残っている排液は、自然に体に再吸収されるので心配ないそうだ。

ホットフラッシュについては恐らく卵巣欠落症状だろうとのこと。漢方やホルモンパッチによる補充という方法があるが、今後の治療との兼ね合いがあるのでもうちょっと待ってと言われた。

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入院(手術)生活

術後3日目: 咳と貧血

夜通し喉の傷で痰が絡み、咳が腹に響いて悶絶する痛み。眠るどころではなく、夜中にナースコールして痛み止めを頼んだら座薬を入れてくれた。

8:00 執刀医のK医師回診。色々不自由な点を訴える。
現在1日3回痛み止めが出ているが、深夜の分を追加し1日4回になった。下剤、咳止め、入眠剤を併せて出してくれるとのこと。

9:30 ドレーンと背中の硬膜外麻酔の管が抜かれた。
随分スッキリした。傷口も綺麗だという。
シャワーを浴びてもいいそうだ。沢山歩いてください、後はお通じですね、と。

感染予防の抗生剤と貧血対策の鉄剤をずっと点滴している。
貧血の値は実は時間差で術後より悪くなっているそうだ。引き続き輸血は考えていないので、鉄剤補給と食べて自力で戻して行きましょう、とのこと。鉄剤は飲み薬でも出ている。
貧血のせいか、フラフラするのと頭痛がしんどくて朦朧としていた。

冷蔵庫とTVのコンセントが入ってなかったことを知る。ここまでそれどころじゃなかったから。ニコちゃんが置いて行った大事な梅干にもしものことがあったらご飯が食べられなくなっちゃう…。

昼食フラフラしつつ無理矢理半分食べる。フラフラなどないかのように薬を飲み、歯を磨いているうちに段々良くなって来たので、ステーションまで氷枕をもらいに術後初めて廊下を歩いた。痛くて背筋を伸ばせないため、かわいそうなくらい猫背になってよちよちと10mくらい?
ちょうどマットレスとシーツが交換され、快適な環境になった。

午後になって最後の点滴が終了。導尿、ドレーン、硬膜外麻酔、そして点滴がとれ、繋がれているものが全てなくなってようやく自由の身になった。

14:30 まだ貧血が治っていないので、個室のシャワーではなく座って洗える広い浴室を抑えてくれた。そこで初シャワー。
意外と普通に浴びられた。何故かこの時はふらつきもなかった。

チューブ類から解放されシャワーを浴びただけでこんなに爽快な気分になれるとは。
まだまだ腹筋は使えないけど、体の回復の早さに自分で驚く。

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