タグ: がん拠点病院

入院まで

病院選び

どこの病院で手術をするか。首都圏ではあるが都心ではないところに住んでいるので、病院選びは少し迷った。足を伸ばせば選択肢は増えるが、頻繁に行き来することを考えると遠くない方が自分も家族も負担が少ない。

1番近いがん拠点病院の総合病院と、比較的近場にある某がんセンターと、ちょっと遠くの卵巣がんを得意としている大学病院の3択になった。
結局決め手になったのは、近場にあって1番早く手術が出来そうなこと。がん拠点病院の総合病院にした。
病院というとつい評判や実績が気になってしまうが、どこへ行ってもそこのエースドクターに診てもらえる保証はない。体調が悪い中通院する日もあるかも知れないと思うと、早い&近いは重要に思えた。
紹介状をもらってから、何とか3日後に初診の予約が取れた。

体調は加速度的に悪化。夜中に腹部の鈍痛や身の置き所のないしんどさを覚えて目が覚める。
身をかがめて物を拾うことが出来なくなった。

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入院まで

初めてのMRI検査

2014年8月11日、続いてMRI検査。受けるのは生まれて初めて。
横になってくださいと言われるが、張った腹が苦しくて仰向けになって脚を伸ばせない。
そういう人は結構いるのか、検査技師さんは慣れた手つきで膝の下にクッションを入れてくれた。
左手に何かあった時のための緊急停止ボタンを握らされ、ちくわの穴みたいな所に頭から突っ込まれた。多分棺桶より狭い。鼻も掻けない。閉所恐怖症の人でなくても決して目を開けない方がいい。
始まるとがっちょんがっちょんと頭の上でガチな工事をやってるような猛烈な音。ヘッドホンをされて、白々しいクラシックがかかっているが、全然負けてるよ!デスメタルとかにしないとだめだよ!
しかもヘッドフォンはちょっとずれているのにちくわの中なので直すことも出来ない。
やることがないのでそのうち寝てしまったら、どうやら20分くらいで終わったようだ。

後日総合的な結論を聞きに行った。
卵巣嚢腫 卵巣癌疑い、とのこと。MRI写真では更に多く、4~5箇所に輪郭のはっきりしない充実部の影が見て取れた。
検査はここで全て出来るが、治療はちゃんとした所でやった方がいいですよ、と言われた。
ここはちゃんとした病院じゃないんですかといらんことを聞いてみたが、どうやらがん拠点病院などがん治療のウェイトの高いところを勧めたかったようだ。医師がほぼ悪性だろうと踏んでいるのが見て取れた。
一番早くやってくれるところでやりたいので紹介状を複数書いてくれと言うと、そう言うのはやってないそうだ。
宛先無記名の紹介状を書くことはできると言うのでそれでお願いした。

ニコちゃんこと夫はさすがに動揺しつつも、これから何か日常生活を送る上で辛いことや出来ないことがあったら遠慮なく言って欲しい、と言ってくれた。
内診、エコー、MRI、紹介状など併せて費用は¥11,780。

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