2015年2月10日、ddTC療法5クール3週目(day 15)、パクリタキセル単剤の日。
好中球数は485 L。またしても500を切り、骨髄抑制レベル grade4 になってしまったので今回もスキップ。
抗がん剤も回を重ねることで副作用が蓄積し、造血のメカニズムが疲弊して、数値がヘタりやすく戻りにくくなる。
血中単球が増えてきているので、好中球も来週は回復しているでしょう、と言われて終わった。まず単球から増えるのだそうだ。
そんなわけで4クール目に続き5クール目も1回少ないまま終わり、次回最終クールの6クール目に突入する。
再発率3〜5割というのを読んで不安になったと先生に言うと、手術で取れるものは全部取ったからね、あなたは心配しすぎるタイプだから、と繰り返されるのみだった。
実際それしか言いようがないのだろうが、あまり寄り添ってもらった感じはしない。
心配しすぎる人って何だよ、と思った。
色々言わない人が内心何も心配していない筈がない。みんな不安や心配は感じているけど、それを口に出すか出さないかの差だけじゃないだろうか。
私は出来るだけ不安や疑問をそのまま伝えようとしているけれど、それでも全部言えた気は到底していない。
あなたは心配しすぎる人=あなたは色々訴えの多い人=うるさい患者 ってことなのかなーと若干被害的に解釈してしまう。まぁ、それでも思ったことはなるべく言いますけどね。
2 Comments
ブログとても励みになり拝読しています。58歳女性です。卵巣癌で取れる部分は全部とりましたが、3cでddTC治療中です。3クールめで好中球が1000を2回切りちょっと不安を感じます。主治医の移動で若い女医さんに変わりましたが、以前の医師に比べ説明言葉が足りず、「この人に再発や転移を見つけたり、伝達されるのは嫌だ」と思うようになりました。救いは化学療法室や担当外来のナースたちの応援かな?今回もし投与ができない場合は「今後の治療方針」について説明を求めるつもりですが、あまり期待がもてません。さて、クランケが心配する、不安をもつのは当然で、もしそれを「煩い」と感じるドクターなら「医者などやめてしまえ」と私は思います。あなたのように「自分の視点で正確に真正面から治癒を目指す人」は報われて当然です。癌と共存していきましょう!!となどと悟れますか?私も見かけは元気に過ごしていても心は折れそうになります。で、思ったのです。疑問の余地のない人生を生きたいので「モンスタークランケ」になります。自分なりきちんと癌と向いあい、ファイトするときにはファイトしながらいきぬいていきますよ。
このブログさんを読んで、同じ治療に向かった言葉がとても励みになりました。ありがとう!!
松本様
初めまして。コメントありがとうございます。お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
化学療法の中盤、気持ちは慣れてきたけど体が悲鳴を上げている、大変な頃ですね。
ただでさえ不安でいっぱいながん治療だというのに、途中で主治医が変わるとなるとますます心配が募ることでしょう。
私の場合も病院が主治医制をとっていなかったので、何の説明もなく違う先生に当たる日もあり、そんな時は不安でたまりませんでした。話が噛み合わず「こいつ何も分かってないな」と思うこともありました。
でも、対決してしまって損をするのは患者の方だと思うのです。医者も人間。適当にはあしらえない患者と思われるの大いにアリですが、敵に回して嫌われてしまっては元も子もありません。
限られた診察時間の中で、何とか気持ちを伝えて理解してもらい、味方になってもらえればいいのですが。
繊細な内容を他人に理解してもらうのは、体調が本調子でない時期には特に、とてもエネルギーがいる作業だと思います。
でも、とても大事なことだと思います。
がんを1回しか体験していない(もう二度とごめんですが)若輩者が長々と失礼しました。
表現がヘタで歯がゆいのですが、こうして同じ病気、同じ治療と向き合っている方に、言葉にならない程の共感を覚えています。松本様の治療が納得の上で進んでいくことを心から、心から祈っています。