日別アーカイブ: 2015年6月22日

その他

家族の支え

卵巣癌が発覚してから、家事は八面六臂の活躍をする男ニコちゃんこと夫がやってくれている。
入院中はもちろん、退院~回復~抗がん剤治療に至る現在までずっとだ。
私がするのは洗濯くらい。冷たく濡れた洗濯物を広げて干す作業は、痺れた手には辛い作業だが、食器のように落としても割れる心配がないからだらだらやっている。

かなり前に包丁を握って指を盛大に切って以来、料理は100%ニコちゃんが担当してくれる。

野菜を多めに使い、抗がん剤治療中でも食べられそうなものを選び、食べたくなるような盛りつけまで考えて、毎日毎日作ってくれる。相当な負担と思われる。

もっと手を抜いて構わないと言うのだが、出来るだけちゃんとした物を食べさせたいのだそうだ。ありがたい話だ。
でも無理しないで出来合いのものや外食をうまく使おう、とお願いした。
以来、抗がん剤の影響が薄れる投薬5~6日目や、今のように休薬中は外食率を上げることになった。

まだ治療は半分も行っていないし、抗がん剤が終了しても痺れ他の副作用は長期間残るという。
ニコちゃんは抗がん剤終了まで歯を食いしばって頑張ってくれて、きっとその後は疲れ切ってダウンしちゃうんじゃないだろうか。


 

離れて暮らす父が心配して時々メールを入れてくる。
インフルエンザ予防に空気清浄機はあるか、外出せずに運動出来るようランニングマシンを買ってやろうか、などなど。
気を使ってくれるのは嬉しいやら申し訳ないやらだが、どれも不要である。

何かしてやりたいけど金銭的なことしか浮かばないと言う。金銭的援助なら入院中既に十分すぎるほどしてもらった。
父にはただ元気で前向きに暮らしていて欲しい。

当の父こそ前年肺癌の手術をしたばかりで、本当ならこちらが通って回復のフォローをしなければいけない時期だというのに、老いた父に心配ばかりさせて、何も出来ない身が歯痒い。

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