日別アーカイブ: 2015年6月16日

化学療法(抗がん剤治療)

ddTC3-1延期週: 副作用と回復と

抗がん剤投与が延期され、最後の投与から最大2週間あいたことになる。
おかげで身体は随分楽になった。食欲もすっかり回復し、下げっぱなしだった体重も戻り始めた。

しかし、抗がん剤の影響から解放されたわけではない。
抗がん剤開始から約1ヶ月半経過した11月末頃~、遂に足のつま先に弱い痺れが始まった。
まだ全然気にならない、歩行にも支障のない、ごく弱い状態から。

一方で、日々着実な回復も実感している。
開腹手術後から、トイレで排尿終盤に下腹部鈍痛があったのだが、それがいつの間にか消失していた。
術中周辺神経を刺激したか何かが原因で、その影響がようやく消え去ったのだろう。

また、依然腹部違和感はあるものの、8月初旬以来久しぶりに自分で足の爪を切ることが出来た。
ぱんぱんに張った腹が邪魔でつま先に届かなかった手術前、痛みで思うようにかがめなかった開腹手術直後を経て、実に4ヶ月ぶり!のことだ。

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当たり前のように何気無く生きていけることが、実は体がすごく頑張った末のことなのだと思い知らされる。
長く好きになれずにいた自分自身や自分の体に感謝する気持ちが湧いてきた。今まで感じたことのない、新しい感情だった。
こうして少しずつ、かけがえのない、取るに足らない日常を取り戻していこう。

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