入院: 大部屋の夜

2014年10月14日 初回TC療法前日入院続き。
そんなこんなで忙しく過ごし、初めての化学療法準備の1日が終わった。

22:00消灯になりますよーと言われたが、はいはいと聞き流していたらいきなり真っ暗になった。大部屋の消灯は本当に真っ暗になる。
前回個室の時は、消灯とは名ばかりで、結構明るいデスクランプを点けていくらでも夜更かししていられたから油断していた。
慌ててデスクランプを探したがそんなものはない。仕方なくスマホの懐中電灯機能を使ってベッドの上に散乱したパンフやら充電器やらを片付け、おとなしく寝た。

しかし大部屋の恐ろしさはここからだった。
向かいのベッドの控えめに言って「ぽっちゃり」な女性が、ブブゼラのような大音量のいびきをぶっこいて、寝るどころか同じ部屋にいるのも辛い。しばらく我慢してみるがどんどん音量が上がっていく。

文句を言いに行こうか、いやせめてどうやったらこんな凄い音が出せるのか見に行こうかと何度か起き上がってはみたものの、日中ナースさんとの会話ではどうやら彼女は明日が手術のようだった。
そんな大事な時に、見知らぬ猫背でよちよち歩く変な女に叩き起こされて、お前のイビキがうるさくて寝れねえとか怒られたらトラウマになるかもしれない。手術に影響があっては大変だ。

正直私も明日初めての抗がん剤治療を控えて、しっかり寝て体調を整えたいところだが、同じ痛みを知るものとして、ここは仕方ない、我慢することにした。
たまにいびきが途絶えたりすると、睡眠時無呼吸症候群なんじゃないかとか逆に気になってますます眠れない。

眠剤をがっつり飲んだけど、結局一睡も出来なかった。

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4 Comments

  • 2015年4月30日 - 00:24 | Permalink

    こんばんは!

    化学療法では大部屋(4人部屋)なのですが、私はいびきではなくて「におい」で困ったことがありました。
    隣のベッドのご高齢の女性は整形外科の患者さんだったのですが、トイレが間に合わず、紙パンツの中で排便されていたんですね。
    まあ、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・トイレで寝ているような気分になってしまい、次からは個室を希望しようかなあと思ったくらいです。
    でも、抗がん剤高いし、差額ベッド代ですら節約したかったので、結局大部屋希望のままにしました。

    いびきは・・・自分がかいていないか心配なのですが、主人からは大音量で寝れないと言われたことはないので、大丈夫かなーと思っています。

    • 超月
      2015年4月30日 - 22:29 | Permalink

      みよちんさんこんばんは!
      においは・・・鼻に栓をするわけにも行かないので、最凶かもしれませんね(((( ;゚Д゚)))
      わざとしているわけではないし、いろんな所でお互い様な部分もあるので仕方がないのでしょうけど、災難でしたね。
      カーテン一枚隔てて赤の他人同士が同じ部屋で寝起きするなんて、普通ではあり得ない環境ですよね。
      私も抗がん剤をやることになると分かっていたら、最初の手術も個室なんか使わなかったと思います。

  • 2015年4月30日 - 14:23 | Permalink

    大部屋って、共有する空間の中で、様々なドラマが起こりますよね。ある意味気が紛れました。
    自分の体調によっても、ドラマの捉え方が違ったりして。
    私は、大部屋Onlyでしたけど…。

    • 超月
      2015年4月30日 - 22:37 | Permalink

      ラブ・ノエルさんこんばんは。大部屋は確かに面白いと言えば面白いですね。
      体調によって左右されるのはおっしゃる通りで、具合が凄く悪い時は周りのことどころじゃないし、具合が良くなってからは多少のことは気にならないのですが、中途半端に体調が悪い時は周りのことが気になってしまうのかも知れません。

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